おりくの日常

日常を呟く

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感謝の気持ち

とある日、生徒からこんな相談を受けた。

 

 

 

 

 

「おりく、北辰テスト前日なのに大事な用事があるんだけど、どっち優先したらいい?」

 

 

 

 

 

 

確かに受験生にとって北辰前の講座はとても重要なものである。

でも、生徒にとっては、同等、もしくはそれ以上に大事な用事と、

北辰テスト前の授業に行かなくてはいけないという葛藤があったのかもしれない。

 

 

 

 

 

だから自分は、何と迷っているの?という旨を本人に伝えた。

 

 

 

 

 

 

そうすると、知り合いの方が亡くなってしまったということでした。

自分も言葉が出なかった。その理由は後で説明します

 

 

 

 

 

 

 

なので、僕は「その人は君にとって、大事な人だったの?」という問いを与えたら、

「めっちゃ好きな人だったんだよ、昔よく遊んでもらったし。」

 

 

 

 

 

 

 

その言葉を聞いた瞬間に自分の答えは決まりました。

他塾の先生にそんなことを言ったら、模試の前日のそんな大事な日に

他のことを優先するなんてダメだよという意見が返ってくるかもしれない。

 

 

 

 

 

でも僕は「今しか会えないんだから、会えるうちにあったほうがいいよ。」

とと率直に意見を伝えました。確かに模試前日の授業は大事だし、受験生にとったら死活問題だけれども、

その授業で足りなかった分は他の日に来ればいいし、わからないことがあれば、

いくらでも先生が残ってくれて教えてくれる。

 

 

 

 

 

 

「そういう塾に来ていてくれてるから」

少なくとも明成にいる先生達は絶対に授業を優先しろなんていう人はいません。

断言できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、決めるのは自分自身なので、本人に決めさせました。

そしたら後日、、、

 

 

 

 

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その子の母親から感謝のメッセージをいただきました。

普段、その子はめちゃくちゃ明るくて、誰にも人見知りしないような子なんですが、

素直で、情が厚い子なので、やっぱり塾行かないとダメだよなと思っていたらしく、

親にも相談していなかったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

実際、親しい人が亡くなったという話を聞いて言葉が出なかったのは、

自分も、実の兄を亡くしているからです。

悲しいし、亡くなった時に会えないの辛いですよね。

だから、その生徒の悩みは他人事じゃないし、

真摯に受け止めてあげないといけないと思ったからです。

 

 

 

 

 

 

 

結果的に感謝の言葉をいただいて、本人も悲しみを乗り越えて、

昨日もバリバリ志望校の問題を解いて一喜一憂していました笑

その時の何気ない「ありがとう」が僕たちの原動力です。

僕もそういう生徒たちに会えて「ありがとう」

もうすぐ卒業。

 

 

 

 

 

明成のみんなには「この塾でよかった!」って笑顔で卒業してもらうために

今日も1日頑張るぞ!

メッセージもらったときめちゃめちゃ泣きそうになったけど、

僕が泣くのは最後にみんなの笑顔を見てから泣きます笑